日本語入力ソフトとVBAの覚え書き

・各種日本語入力ソフトの辞書解説 ・ちょっと楽になるExcel VBA集

テキストエディタ gPadでMicrosoft OfficeのExportedUIファイルを編集する為の書式変換マクロ

はじめに

私が愛用しているテキストエディタは、mFactoryさんのgPadです。最近メジャーアップデートし、64bit版も公開されました。
mfactory.me

それで、私はよくExcelのリボンやクイックアクセスツールバーの設定ファイルである「ExportedUI形式ファイル」をよく編集するのですが、このファイル、ご多分に漏れず一切改行されておりません。そこで、編集しやすいように整形するマクロと元に戻すマクロをgPad用に作りました。

.ExportedUIを見易くする

//FileName : ExportedUI_01見やすく整形.mac
//.ExportedUIファイルを見やすくする

//改行(CR/LF)を付加
ReplaceAll( "><mso", ">\r\n<mso", 0x000C );
ReplaceAll( "></mso", ">\r\n</mso", 0x000C );

//クイックアクセスツールバー
ReplaceAll( "<mso:qat>", "\t<mso:qat>", 0x000C );
ReplaceAll( "</mso:qat>", "\t</mso:qat>", 0x000C );
ReplaceAll( "<mso:sharedControls>", "\t\t<mso:sharedControls>", 0x000C );
ReplaceAll( "</mso:sharedControls>", "\t\t</mso:sharedControls>", 0x000C );

//リボン
ReplaceAll( "<mso:tabs>", "\t<mso:tabs>", 0x000C );
ReplaceAll( "</mso:tabs>", "\t</mso:tabs>", 0x000C );
ReplaceAll( "<mso:group", "\t\t<mso:group", 0x000C );
ReplaceAll( "<mso:group>", "\t\t</mso:group>", 0x000C );

//組込コントロール、自作マクロボタンおよびセパレーター
ReplaceAll( "<mso:control", "\t\t\t<mso:control", 0x000C );
ReplaceAll( "<mso:button", "\t\t\t<mso:button", 0x000C );
ReplaceAll( "<mso:separator", "\t\t\t<mso:separator", 0x000C );

.ExportedUIを元の書式に戻す

//FileName : ExportedUI_02元の書式に戻す.mac
//ExportedUIをもとの書式に戻す

//TAB文字を全消去
ReplaceAll( "\t", "", 0x000C );

//改行(CR/LF)を全消去
ReplaceAll( "\r", "", 0x000C );
ReplaceAll( "\n", "", 0x000C );

サンプル

エクスポートしたExportedUIファイル

これはほぼデフォルト状態のファイルです。改行されず一行で表示されています。既に何が何だか分かりません。
f:id:dz_dzone:20190701104228j:plain

見やすく整形マクロを適用

整形されて見やすくなりました。編集も楽ちん。
f:id:dz_dzone:20190701104419j:plain

編集が終わったら「元の書式に戻すマクロ」で戻して保存して終了です。

ファイル一式

今回作成したマクロファイルおよびExportedUIファイルのgPad用書式(.gfmファイル)をセットで下記リンクに置いておきます。

項目 内容
ファイル名 gPad_format_and_macro_for_ExportedUI.zip
サイズ 4.58KB
ウィルスチェック ESET Endpoint Antivirus : 19610 (20190630)

以上。