【2017年版】Android用の日本語入力アプリを8系統28種ずらーっと並べて簡単に解説してみました
はじめに
Android用の日本語入力アプリがたくさんあるのでずらーっと並べて概要を説明してみました。主なものは一応ひと通り使ってみています。また、入れてはいけないアプリなども紹介しています。皆さんの日本語入力アプリを選ぶ参考になればと思います。
追記 : 2019.5.20
1年半ほど経っていくつかまた新しいのが出てきたので一部Twitterでつぶやいた分を追加しました。
(2017.11.17更新)
- はじめに
- Google日本語入力
- Google CGI API for Japanese Input (Googleクラウド変換)
- Google手書き入力
- Mozc (もずく) 系統
- ATOK (えいとっく) 系統
- Simeji (しめじ)
- FSKAREN (えふえすかれん)
- mazec (まぜっく) 系統
- POBox (ぴーおーぼっくす) 系統
- Wnn (うんぬ) 系統
- 日本語入力にも対応しているグローバルIM
- 番外
- その他
Google日本語入力
特徴
Googleが開発してる日本語入力アプリ。基本辞書の他に、インターネットの語句を収集して自動的に作られる辞書が大きな特徴。特に固有名詞の語彙力が非常に高い。
無料アプリ。
キーボード配列と入力方法
キーボード配列は3タイプ。ケータイ配列(フリック入力)、QWERTY配列、それにGoogle独自のGODAN配列。
ケータイ配列 (トグル入力、フリック入力、トグル+フリック入力)
QWERTY配列
GODAN配列 (右手で子音、左手で母音を打つ入力方法)
また、右上のマイクアイコンをタップすることで一時的にGoogle音声入力を行える。
その他の機能
- ユーザー辞書のインポート・エクスポートに対応
- マッシュルーム対応
インストール・関連リンク
Google CGI API for Japanese Input (Googleクラウド変換)
特徴
Google CGI API for Japanese Inputは、日本語変換をインターネット上で実現するためのCGI サービス。これを利用して既存の日本語入力アプリのプラグインを公開しているものがある。Googleクラウド変換と呼ぶ場合もある。
インターネットに繋がっていないと変換できない。
対応しているアプリ
アルテ on Mozc
後述のアルテ on Mozcで、かなを入力した後でスペースキーを長押しすることでGoogle CGI APIにて変換が可能である。
Wnn Keyboard Lab + Wnn外部変換モジュールG
後述のWnn Keyboard Labに外部プラグインを追加することでGoogle CGI API for Japanese Inputでの変換が可能になる。
AIU-OpenWnn + AIU Gapi GoogleAPI日本語入力
後述のAIU-OpenWnnに外部プラグインを追加することでGoogle CGI API for Japanese Inputでの変換が可能になる。
日本語フルキーボード For Tablet
画面の大きいタブレット向けのQWERTYキーボード専用アプリ。標準でOpenWnn、Yahoo!Japanテキスト解析(かな漢字変換)、Google CGI API for Japanese Inputに対応している。インターネットに繋がっていない場合はOpenWnnで変換してくれる。
日本語フルキーボード For Tablet - Google Play の Android アプリ
Google手書き入力
特徴
日本語にも対応しており認識率もそれなりに高いが、かな漢字変換辞書が壊滅的。最初から漢字を書けばいいかもしれないので漢字を覚えている上級者向け。
インストール
Mozc (もずく) 系統
Mozcとは
Mozcとは、Google 日本語入力のオープンソース版である。Google日本語入力との大きな違いは、インターネットから収集して生成した辞書を使わない点である。そのため、固有名詞の語彙力は劣る。その代わりとして、Mozcプロジェクトが作成した変換辞書を持っている。
オープンソースということから、多くのアプリが登場した。
アルテ on Mozc
特徴
独自配列のキーボードでのストローク入力・スワイプ入力で少ない指の動きで日本語を入力できるのが最大の特徴。また、新たにフリック入力を拡張したターンフリック入力を搭載し、ワンストロークで濁音や半濁音、拗音や拗長音、等を入力可能にしている。
基本無料、一部有料のアプリ。
キーボード配列と入力方法
アルテローマ字配列 (ストローク入力、スワイプ入力)
ケータイ配列 (トグル、フリック、トグル+フリック、ターンフリック、拡張ターンフリック入力)
QWERTY配列とGODAN配列はGoogle日本語入力と同じです。
制限事項と解除方法
初期状態で下記の機能が制限されている。
- 変換の学習機能とユーザー辞書が無効
- キーボードの左右寄せ
- トリムフリックでの促音「っ」の入力
- 仮名モードで入力した文字の英字変換
- S→Kフリックで数字入力に切り替え
有料の機能追加プラグインを購入(370円)すると永年解除、または数十秒の解説動画を見ることで4時間制限解除される。
スワイプ入力例 (アルテローマ字配列)
「会社員(かいしゃいん)」と入力する場合:KAI SYA IN ※SHAでもよい
「銀座(ぎんざ)」と入力する場合:GIN ZA
「促音(小さい'っ')」の出し方:ローマ字入力だと思い出せば……XTUまたは LTU
その他の機能
- ユーザー辞書のインポート・エクスポートに対応
- マッシュルーム対応
インストール・公式サイト
アルテ on Mozc 進化型 フリック入力搭載版 - Google Play の Android アプリ
アルテ on Mozc 日本語入力キーボード (公式サイト・詳しい解説も)
flick (旧・みんなの顔文字キーボード)
特徴
その名のとおり、非常に多くの顔文字辞書を搭載しているのが最大の特徴。一行顔文字の他、多数行のAA(アスキーアート)なども搭載している。また、キーボードの着せ替え機能も豊富。様々なテーマの他、任意の画像を背景にしたり、動画を背景に設定することも可能である。
キーボード配列と入力方法
ケータイ配列(トグル、フリック、トグル+フリック入力)
QWERTY配列、GODAN配列はほぼGoogle日本語入力と同じ。
顔文字がたくさん入っています。
着せ替え機能 (キーボードデザイン)
flickは着せ替え機能も充実している。様々なテーマが選べるほか、背景として任意の画像はもちろん任意の動画を割り当てることも可能である。
ログイン機能 (SNS連携)
SNS連携でログインすることでユーザー辞書のバックアップと同期が可能になる。このとき同期はAndroid同士、iOS同士だけではなく、Android-iOS間の同期も可能である。(※余談だが、iOS版flickはユーザー辞書のインポートが出来ない。Androidでインポートした辞書を同期させるという手が使える)
オプション有料機能
オプションの有料機能として以下のものがある。
- プレミアムサービス(年額700円):広告を非表示。検索結果を無制限に見られる。お気に入りにシェアしない顔文字を登録可能
- AI変換β(月額360円):AIを使って文脈を考慮した予測変換が可能になる
その他の機能
- ユーザー辞書のインポート・エクスポートに対応
- マッシュルーム対応
インストール・関連リンク
- flick(フリック)- 旧: みんなの顔文字キーボード - Google Play の Android アプリ
- みんなの顔文字 | 楽しく文字入力、豊富な顔文字、好きな画像で着せかえ。今すぐ無料ダウンロード!
- IO Inc.
クラゲ日本語入力
特徴
独自の8方向フリック入力でより少ない操作で文字を入力できるように工夫したクラゲ配列と、いわゆるT9入力が可能なワイルドカード配列、拡張フリック入力配列が大きな特徴である。
キーボード配列と入力方法
クラゲ配列 (8方向フリック入力)
ワイルドカード配列 (T9入力)、拡張フリック配列 ※英数記号は同じ
その他の機能
- ユーザー辞書のインポート・エクスポートに対応
- マッシュルーム対応
インストール・関連リンク
楽打ち
楽打ちhttps://t.co/Ax8wdGXTnv
— 縁の血便@8/31ボダオフ (@dz11) 2019年5月17日
将棋駒☖アイコンのMozcベース日本語入力アプリ。日本製。
トグル、フリックはもちろん、2タッチ入力やニコタッチにも対応している。また、ガラスマ(Android搭載ガラケー)の物理キーにも対応しているのが特徴。 pic.twitter.com/qo6R8UCpG7
タクトキーボード (Takt Keyboard)
タクトキーボード(Takt Keyboard)https://t.co/SPoDhZkXYU
— 縁の血便@8/31ボダオフ (@dz11) 2019年5月17日
ジェスチャー機能が最大の特徴のMozcベースの日本語入力アプリ。日本製
キーボード上でアルファベットのGを描く事でジェスチャー管理画面に移行する。また、メニューバーのアイコンでジェスチャーOnOff、なぞって選択やカーソル移動も可能 pic.twitter.com/tYohzxAAvp
Ginger キーボード | 絵文字 無料 | 英文法
特徴
アメリカのGingerSoftware製の多ヵ国語対応インプットメソッド。対応言語は60言語。日本語対応にはMozcを採用している。翻訳機能やテーマ機能を持つ。英語圏のアプリなので設定などすべて英語である。
キーボード配列
ケータイ配列、QWERTY配列、GODAN配列を持つ。特にカスタマイズはされていない。
その他の特徴
日本語を入力する点ではたんなる素のMozcだが、英語(US)の入力がすごく考えられていて、英文法に沿った言葉がサジェストされていって簡単に英文が作れる。また、削除(BackSpace)キーで削除すると、単押しではアルファベット単位だが、ほんのちょっと長押しすると単語単位で削除されるのがものすごく気持ちいい。
インストール
Japanese Input & Japanese KeyBoard
Japanese Input & Japanese Keyboardhttps://t.co/JQ73RGgTzn
— 縁の血便@8/31ボダオフ (@dz11) 2019年5月17日
おそらく英語圏で作られたMozcベースの日本語入力アプリ。ターゲット層は同じ英語圏だと思われる。
キーボード切替で、Hiragana(ケータイ配列)、手書き、Romaji(qwerty配列)、English(英字)の順に切り替わる。 pic.twitter.com/aasBhEiToH
OyaMozc
特徴
熱狂的な信者のいる親指シフトキーボード(物理キーボード)に対応しているのが最大の特徴である。両方の親指キーに割り当てる機能を変更させることも可能。
親指シフトキーボード関連以外はほぼGoogle日本語入力と同様のインターフェイス。
インストール・関連リンク
Mozcをプラグイン形式でサポートしている日本語入力アプリ
日本語フルキーボード For Tablet + Mozcエンジンプラグイン
前述の 日本語フルキーボード for Tablet 用のMozcエンジンプラグインがこちら。
ATOK (えいとっく) 系統
基本的な特徴
ATOKは、JUSTSYSTEMが開発している日本語入力アプリ。元々がPC用で、高い連文節変換精度を持つ。ただし、Android版はPC版などと変換エンジンが異なり、やや変換精度が劣る。そのため変換結果に不満を感じるユーザーも多いようだ。基本的に有料アプリ。一部のスマートフォンにはプリインストールされている。
キーボード配列と入力方法
キーボード配列は3タイプ、入力方法は5タイプある。ケータイ配列ではケータイ入力(トグル入力)とフリック入力、ジェスチャー入力(フラワータッチ入力)が選べる。他はQWERTY配列(入力)、2タッチ入力である。
ケータイ配列 (トグル、フリック、フラワータッチ入力)
フラワータッチの例
QWERTY配列 (図は全角の場合)
2タッチ入力
2タッチ入力サンプル・な行/FGHIJ
製品版の特徴
ATOK for Android (買い切り型)
- 買い切り型
- 1,543円(永年)
- PC版との辞書連携は、PC→Androidの方向のみ対応(ATOK Sync Advance)
ATOK Passport / ATOK Passport Pro (月額課金型)
- 月額課金型
- 税抜で286円(月額)の通常版/476円(月額)のPro版がある
- 月額476円のタイプはクラウド文章校正、クラウド辞書、8カ国語クラウド翻訳が可能である他、外付けの物理キーボード(Bluetoothキーボード等)への対応強化が特徴である
Android上での基本的な機能は買い切りタイプと同じだが、こちらは10台までの端末にインストール可能である。端末は、Android、Windows, Macに対応している。(※iOSには非対応。別途ATOK for iOSはある) 自宅や会社のPCとともに使うのであれば、この月額課金タイプを使うのも一つの手である。
また、Android、Windows、Mac間で登録辞書の相互共有連携が可能である(ATOK Sync Advance AP)。
詳しい説明は以下のサイトを参照のこと。
ここまでのATOKの比較表
その他の機能・特徴
- ユーザー辞書のインポート・エクスポートに対応
- マッシュルーム対応
- ATOK拡張辞書(無料)に対応している (下記画像参照・画像は一部)
インストールはこちらから
お試し版もあり、15日間フル機能が使える。まずはこちらで試してみて、気に入ったら有料版を購入してみてはいかがだろうか。
- ATOK お試し版 - Google Play の Android アプリ
- ATOK (日本語入力システム) - Google Play の Android アプリ
- ATOK Passport版 - Google Play の Android アプリ
- ATOK Passport版 Pro:プレミアムキーボード - Google Play の Android アプリ
プリインストール版の特徴
ATOK for ○○ (プリインストール版)
一部のメーカー製スマートフォンにプリインストールされているタイプ。有名なところでは、ASUS製スマートフォンやタブレットに搭載されている。
- マッシュルーム対応
- ユーザー辞書のインポート・エクスポートに対応
- 基本的に、買い切り型のATOK for Androidと同じ
- ただし、ATOK拡張辞書に対応していない
- また、バージョンアップはしてないっぽい(?)
Super ATOK ULTIAS (富士通スマホにプリインストール)
富士通製スマートフォンにプリインストールされている。富士通とジャストシステムが共同開発したもので、PC版ATOKの変換エンジンを採用している。キーボード配列もATOK for Androidとは多少異なっている。
キーボード配列と入力方法
ケータイ配列 (トグル、フリック、フラワータッチ入力)
QWERTY配列
手書き入力
記号・顔文字など (共通)
- 2タッチ入力も出来ます
- 語句の収録数・内容も他のATOKと異なる
- ユーザー辞書のインポート・エクスポートに対応
- マッシュルーム対応
- ATOK拡張辞書には対応していない
詳細は下記サイトを参照のこと。
スマートフォン・タブレット・携帯電話(Super ATOK ULTIAS) - FMWORLD.NET(個人) : 富士通
Simeji (しめじ)
特徴
豊富なキーボードの着せ替えと絵文字が特徴。
キーボード配列と入力方法
ケータイ配列
QWERTY配列:数字が最上段に加わった拡張QWERTY配列もある
ポケベル配列 (2タッチ配列) ※全角のみ
顔文字 (共通)
オプション有料機能 (Simejiプレミアムサービス)
- 月額240円
- 広告非表示
- クラウド辞書を拡張
- プレミアム定型文&逆引き辞書
- プレミアバックアップ:辞書の同期など
- リアルタイム翻訳
- 文字認識(OCR)
- 着せ替え取り放題、限定コンテンツ取り放題
その他の機能
- ユーザー辞書のインポート・エクスポートに対応 (※iOS版は不可)
- マッシュルーム対応
- 現在はBaidu(百度・中国の会社)が開発している
関連リンク
- Simeji - 日本語入力&きせかえ顔文字キーボードアプリ - Google Play の Android アプリ
- Simeji(しめじ)日本語入力をもっと楽しくする、きせかえキーボードアプリ (公式サイト)
FSKAREN (えふえすかれん)
特徴
FSKAREN for Androidは、富士ソフト株式会社が開発したかな漢字変換ライブラリを用いたAndroid用日本語入力アプリである 。有料のアプリで価格は980円(永年)。
これと言った特徴はないが、堅実に作られた分かりやすい日本語入力である。
キーボード配列と入力方法
ケータイ配列
QWERTY配列
50音配列
2タッチ入力
手書き入力
記号・顔文字など(共通)
その他の機能
- 音声入力にも対応
- ビジネスや挨拶などの定型文を多数収録している
- マッシュルームには非対応っぽい
- ユーザー辞書のインポート・エクスポートには対応していない
- HUAWEIなどの一部端末にプリインストールとして採用されている
インストール・公式サイト
mazec (まぜっく) 系統
mazec3
特徴
高精度の文字認識能力を備えた強力な手書き入力が最大の特徴の日本語入力アプリ。相当の殴り書きで書いたようなものでも認識していくのでテンポ良く入力していける。手書き認識エリアは自動でスクロールする他、誤認識文字の訂正候補表示や書き直しも可能。半角英数・記号のみQWERTYキーボードもあるが、モードを変えずにどんどん手書きする方が速い。有料のアプリで価格は980円(永年)。
キーボード配列と入力方法
手書き
英数字・記号
その他の特徴
- 日本語以外の13言語の手書き辞書を導入可能(単体700円/言語, 全て1700円)
- mazec Plusに対応予定 (「mazec Plus(マゼックプラス)」でお使いのmazecをさらにパワーアップ!)
- 手書き入力エリアは自動スクロール可能
- 認識間違いを修正候補から選択できる
- 手書きの癖を学習・登録出来る
- マッシュルーム対応
- ユーザー辞書のインポート・エクスポートには対応していない
インストール・公式サイト
体験版もあり、全ての機能が10日間体験できます。まずはこちらで試してみて気に入ったら購入してみてはいかがでしょう。
- mazec3(手書きによるカンタン日本語入力)[体験版] - Google Play の Android アプリ
- mazec3(手書きによるカンタン日本語入力) - Google Play の Android アプリ
-
スラスラ書いて、サクサク変換。iOS 8のあらゆるアプリで使える手書き日本語入力ソフト「mazec(マゼック)」 (公式サイト)
7notes with mazec
特徴
日本語入力とメモ帳が合体したアプリ。日本語入力部分はほぼmazec3相当で、単独でIMEとしても機能する。有料のアプリで価格は980円(永年)。
mazec3との違い
- 各種SNS連携、Evernote連携するメモ帳アプリが付いている
- 13言語は対応不可
- mazec Plusはたぶん対応しない
- mazec3と7notes with mazec、両製品はどう違う? | 7notes with mazec for android (公式サイト)
インストール・公式サイト
- 7notes with mazec (手書き日本語入力) - Google Play の Android アプリ
- 7notes with mazec 体験版 (手書き入力) - Google Play の Android アプリ
- 7notes with mazec for android (公式サイト)
mazec その他
mazecシリーズには上記の他に法人向けのものがいくつかある。Playストア上で無料となっているが、実際はライセンスコードの購入が必要なので間違えて飛びつかないようにお願いしたい。
mazec for Bussiness
- ライセンスコード(年額3,000円)
- QWERTY配列でかな漢字変換が可能
- mazec for Business (Android) - Google Play の Android アプリ
Medical mazec for Bussiness
- ライセンスコード(年額6,500円)
- QWERTY配列でかな漢字変換が可能
- 20万語以上の医療用語を収録
- 病名・医薬品名・看護症状所見用語・手術処置検査用語・歯科用語・医療関連用語など各医療分野を網羅している
- Medical mazec for Business - Google Play の Android アプリ
POBox (ぴーおーぼっくす) 系統
POBoxとは
SONYのスマートフォンXperiaシリーズに標準搭載されている日本語入力アプリ。アプリの単体販売はしていない。なお、海外で販売しているXperiaのグローバル端末には搭載されていない場合がある為、要注意である。
POBox Touch (~Xperia Z1シリーズ)
ケータイ配列
QWERTY配列
50音配列と手書き入力
- SocialIMEに対応していた(現在はサービス終了)
POBox Plus (Xperia Z2~)
キーボード配列は日本語、英字、数字でそれぞれケータイ配列、QWERTY配列から選択できる。
ケータイ配列
QWERTY配列
その他の機能
- ユーザー辞書のインポート・エクスポートに対応
- ユーザー辞書は500件まで
- マッシュルーム対応
関連リンク
Wnn (うんぬ) 系統
Wnn(うんぬ)とは
Wnnは元々ワークステーション用に開発されたもので、歴史は古い。1985年に京都大学、慶應義塾大学、立石電機(現・オムロン)、アステック(現・アールワークス)によって共同開発された。 (Wikipediaより抜粋)
Androidにおいてはその黎明期から各種公開されており、初期の段階では"使える"日本語入力アプリであった。変換精度は現在となっては弱く、また更新が事実上終わっているアプリも多い。現状、積極的にこれらWnn系統のアプリを選ぶことは少ないと思われる。
iWnn IME
- オムロンにより多くのスマートフォンにプリインストールされている
- 特徴の無いのが特徴
- マッシュルーム対応
- ユーザー辞書のインポート・エクスポートには非対応
- ※蛇足だが、Amazon Fireシリーズに搭載されているFireキーボードはiWnn IMEのカスタム品である。機能はほぼ同等。
Wnn Keyboard Lab
- オムロンによるWnnの開発版とも言える日本語入力アプリ
- iWnn IMEに比べて設定項目が多く、ある程度のカスタマイズも可能
- Google CGI API for Japanese Inputをプラグインで追加することで変換精度を上げられる
- マッシュルーム対応
- ユーザー辞書のインポート・エクスポートには対応していない
- ユーザー辞書のバックアップ・復元が出来るが内部データ扱い
- Wnn Keyboard Lab - Google Play の Android アプリ
AIU-OpenWnn
- Wnnのオープンソース版OpenWnnをベースに開発されている
- Google CGI API for Japanese Inputをプラグインで追加することで変換精度を上げられる
- AIUキー配列という独自の入力方法を持っている (アルテのストローク入力に近い)
- ユーザー辞書のインポート・エクスポートに対応
- AIU-OpenWnn日本語入力IMEフリック対応キーボード - Google Play の Android アプリ
- AIU-Gapi GoogleAPI日本語入力 - Google Play の Android アプリ
OpenWnn フリック入力対応版 (FlickWnn IME)
- Wnnのオープンソース版OpenWnnをベースに開発されている
- ケータイ配列(トグル・フリック)とQWERTY配列
- アドレス帳参照:連絡先情報を拡張辞書として使える
- ユーザー辞書のインポート・エクスポートに対応
- キーボードデザイン(着せ替え):7種類
- OpenWnnフリック入力対応版 - Google Play の Android アプリ
nicoWnnG IME
- Wnnのオープンソース版nicoWnn/OpenWnnをベースに開発されている
- ケータイ配列(トグル・フリック入力)とQWERTY配列
- その他に、ニコタッチ入力、ベル入力、ニコ2入力、2タッチ入力などレガシーでユニークな入力方法に対応している
- nicoWnnG IME - Google Play の Android アプリ
ArtIME 日本語入力
- Wnnのオープンソース版OpenWnnをベースに開発されている
- SocialIMEに対応していた(現在はサービス終了)
- ArtIME 日本語入力 - Google Play の Android アプリ
OyaWnn
- Wnnのオープンソース版OpenWnnをベースに開発されている
- 親指シフトキーボードに対応している
- 現在は後継アプリのOyaMozcが出ている(前述の通り)
- OyaWnn | androidで親指シフト — INWORKS (公式サイト)
- OyaWnn - Google Play の Android アプリ
日本語入力にも対応しているグローバルIM
Swype Keyboard
- SIMフリー端末に標準搭載されていたので割とまともなアプリなのだと思われる
- 有料アプリ 122円(永年)
- 英語入力に関してはアルテのようになぞって入力でき、やみつきになりそう
- 日本語入力はなぞって入力できない
- よって日本語入力のために買ってまで入れるほどのアプリではない
- Swype Keyboard Trial - Google Play の Android アプリ
- Swype Keyboard - Google Play の Android アプリ
SwiftKey キーボード
- 2010年から開発されているグローバル型IM
- 2016年にMicrosoft傘下となった
Gboard
- 2016年にリリースされたGoogle製のグローバル型IM
- 2017年11月に日本語入力に正式対応した
- 日本語入力部分は基本的にGoogle日本語入力と同等(?)
- ただしユーザー辞書のインポート/エクスポートには非対応
番外
下の'その他'に入れるにはちょっと完成度が高すぎる海外製の日本語入力アプリも紹介します。これは実際にインストールしてみました。
タイプQ日本語入力キーボード_無料の着せ替え、顔文字、絵文字
- 台湾のデベロッパーによる日本語入力アプリ
- 更新頻度が高くなんだかとてもやる気があり、確かに日に日に良くなっていくきがする
- おかしな権限とかはないっぽい
- なーんとなく(設定とか)Simejiに似てるんですがこれは……
- 着せ替え可能
- 絵文字、顔文字も豊富
- ユーザー辞書のインポート・エクスポートには対応してない
- マッシュルームには対応してないっぽい
- 変換精度は今ひとつといったところ(Wnnレベル)
- スタンプ機能の著作権はどうなの?ってすごく思う
- タイプQ日本語入力キーボード:無料の着せ替え、顔文字、絵文字 - Google Play の Android アプリ
- タイプQ (@typeq_us) | Twitter (公式ツイッター)
その他
その他、筆者が把握しているもので上記以外のものは、
- グローバルなIMだが日本語対応もしている外国人向けアプリ
- ひらがなしか打てない外国人向けアプリ(基本的に50音キーボード)
- (おそらく)個人情報を抜く気満々のうさんくさいアプリ
- Emojiとは書いてるけど日本語はそもそも対応してないアプリ
ここら辺に分類されると思われます。
グローバルなIMだけど日本語対応もしている外国人向けアプリ
ひらがなしか打てない外国人向けアプリ
Japanese Keyboard
- 作者も様々で異なるアプリだけど名前はほとんどが 'Japanese Keyboard'
- アイコンが意味不明(日本語を理解していない)
- 50音キーボードがほとんど
- ひらがなが打てるだけで、漢字変換は出来ない
- 濁音、半濁音が入力出来ないものもあるらしい
入れてはいけない胡散臭いアプリ
日本語入力&きせかえ顔文字キーボード
- うさんくさい代表w
- 中国製なので「ああ、察し……」
- 評価欄でも「日本語が出ない」とかそういうレベル
- 入れない方が賢明
日本語入力 &きせかえ顏文字キーボード
- 上のアプリと名前が一緒
- メーカーも同じでお察し
- やめとけ
IQQI 日本語入力キーボード: デザインキーボードのテーマ
- インストール時のアクセス権限がものすごくて硬直してしまうレベル
- 個人情報を何もかも抜き出されそう
- 入れない方が賢明
そもそも日本語入力に対応していないアプリ
ぱっと見でも日本語に対応してるとは思えないのになぜかインストールして「日本語打てない!」とかいうレビューがあるのが不思議なゾーン。おそらくEmojiという単語に脊髄反射してるのだと思うが……。
TouchPal Keyboard-Cute emoji,theme, sticker, gif
- 絵文字はある
- 日本語は入力できない
- 日本語入力に今後対応するという記載もあるが信じがたい
- セキュリティソフトに消せと言われるレベル
- いつの間にか勝手に入っていたという報告も
- 日本語以外のレビューも概ね悪評
Kika Keyboard - Cool Fonts, Emoji, Emoticon,GIF
- 絵文字は打てる
- 日本語は入力できない
- 作者が可哀想なので日本人は入れないように