iPhoneなどのiOS端末で連絡先ファイルを一括でインポートすることの調査(途中)
[ 適宜追加更新しています ] ( 2017.9.27更新 )
最近いろいろ模索しているのは、iOS端末(iPhoneとかiPadとかiPod touchとか)への連絡先の一括登録について、です。本当の目的は日本語入力のユーザー辞書ファイルなんですけど、iOS端末の場合直接ユーザー辞書の一括インポートやエクスポートが出来ないのが大前提で、多くのユーザーは連絡先を辞書代わりに使っているようですね。サードパーティの日本語入力アプリ(ATOKやSimeji)でも何故か辞書の一括登録が出来ず、その代わりか「連絡先を取り込む」なんて斜め上な機能が当たり前だったりします。
iOS端末で連絡先ファイルを一括でインポートする手法
とりあえずここしばらく調べてみた結果は以下の通り。
1. 母艦(Mac)がある場合
- Mac側でユーザー辞書を編集して、iCloudで同期させる (注:Mac使いはこれが一番楽)
- iCloud.comにWebアクセスして連絡先にvCardファイル(.vcf)をインポートする(注:連絡先のvcfファイルを用意できれば簡単)
2. 母艦(Windows PC)がある場合
- iCloud for WindowsでiCloudメールを作成し、OutlookにiCloudメールを設定することで、Outlookの連絡先と同期する方法 (注:Microsoft Officeが必要となり、わりかし面倒くさい)
- iCloud.comにWebアクセスして連絡先にvCardファイル(.vcf)をインポートする(注:連絡先のvcfファイルを用意できれば簡単)
- サードパーティの連絡先アプリで何かしらインポートする (注:使い方によっては割りと楽)
3. 母艦がない場合(端末しかない場合)
- iCloud.comにWebアクセスして連絡先にvCardファイル(.vcf)をインポートする
→画面が小さいと不可能 - サードパーティの連絡先アプリで何かしらインポートする
- サードパーティの連絡先アプリで端末単独でインポート出来るものはないっぽい→あった
今のところこのような状況です。
上記のように、母艦がある場合にはいろいろ方法はあるんですが、母艦がない場合の方法が本当に大変です。例えばiCloud.comの方法ですが画面が小さいとvCardをインポートするためのメニューを開くアイコンが押せないんですよ。
また、Webブラウザ上から直接vCard (*.vcf)ファイルを開く場合にも、環境によっては取り込みが出来ないという報告もあり、確実にコレといった方法がないのもネックですね。
サードパーティのアプリでは、IS Contacts Kit Freeというのがフリーで使えそうです。インポート/エクスポート/バックアップ/連絡先の削除が出来ます。ただ、インポートの方法がいまいち把握できてないんですよね。これが把握できれば一番いけそうなんですがね。結局インポートには母艦接続が必須。単独でインポートは出来ない。
※IS Contacts Kitは32bitアプリでiOS11に対応していません。
で、もう一度アプリを調べたところ、SA連絡先というアプリがiOS11にも対応していて、かつ、母艦が必要なくファイルのインポート/エクスポートが出来ることが分かりました。ちなみにLite版は連絡先件数150件まで変換可能。それを超える場合は有料版が必要です。
ちなみに同じ金額で更にカレンダーのインポート/エクスポートが出来るアプリもついているものもあります。参考まで→ SA 連絡先 & xCalendarを App Store で
iOS11以降何か変わる可能性はあるか
iOS11になってiOSにもファイラー(ファイルマネージャー)が搭載されました。これまでのiOSというのは内部的なファイルの構造を出来るだけ意識させないことで初心者にもとっつきやすくしていたと私は考えています。その制限の中でファイルをやりとりするのにiTunes母艦を使うとか多少工夫したやり方があったのです。
しかしiOS11のファイラーが出来たことで例えばUSBメモリ経由でやりとりするとかWi-Fiでやりとりするとかいうことが出来るようになれば今までの制限がなくなるのではないのかなぁ、などと考えています。
...。